理事長メッセージ

2021年度理事長 髙橋央史

2021年度スローガン

   一 灯 航 路
~志をもって未来を拓く~

【大変革の時代】

 天命、維れ新たなり。「維新」という言葉は、中国古典の「詩経」にある一文をもとにしたものであり、世の中が大きく変わり新しくなるという主意を持ちます。混沌とする社会情勢を反映した新しい思想の台頭、生活様式の変化、情報社会がもたらす価値観の多様化、急速に進む技術革新は、私たちに大きな変革をもたらそうとしています。そのような時代において新しい道を拓くことができるのは、志を持った青年です。積極的な変革を創造することを使命とする青年会議所会員は、常に時代の先頭にたち、能動的に維新を謳う存在でなければなりません。

【学び、迅速に実践行動する】

 当会では、明るい豊かな社会の実現のため、会員自らが学び、事業計画を立案し、実行しています。事業の評価は結果だけではなく、内容がどれだけ計画立案者の志や信念に裏付けられたものであるか、またそれに伴う計画から実行までの行動姿勢に求められます。あらゆるものが目まぐるしく変わる現代においては、時代の変化を的確にとらえ、既成概念にとらわれない柔軟な思考をもって、真に必要とされる事業を迅速に展開していかなければなりません。
 この事業の立案から実行、評価に至るまでの実学から得られる経験と力は、あらゆる場面で活かすことができ、青年会議所の大きな魅力の一つとなっています。この魅力を最大限に引き出すことができるよう、今一度事業の始まりから終わりに至るまでの過程の重要性に焦点を当て、計画立案能力と実行力の向上に努めてまいります。その意識を共有した上で、客観的視点と根拠をもって、ふるさとの現状に寄り添った事業の展開と、当会に必要とされる事業を展開していくことで、会員の成長と自社の発展、ふるさとの活性に繋がるものとなるよう全力で取り組んでまいります。

【意識・組織改革と次世代への承継】

 青年会議所という団体には40歳という年齢制限があり、およそ10年もすれば、全ての会員が入れ替わる体制となっています。しかし、人は変われども、創始から引き継がれてきた志は不変であり、確実に次世代に承継していかなければなりません。そのためには、会員各自が当会に必要とされている、さらに当会を必要としている当事者であるということを認識すること、あらゆる活動に率先して取り組むことが重要であり、誰一人取り残すことのない組織づくりと意識改革をすすめてまいります。同時に、確固たる信念をもってなす本年度の活動を広く伝播させることで、共感する人々を増やし、ともに活動する仲間、将来の青年会議所を担う仲間の入会へと繋げてまいります。

【一灯航路】

 1年先を見通すこともできない社会情勢ですが、暗夜であっても、一つの灯りを掲げ続けることで前に進むことができます。我々会員は、これまで先輩諸兄が拓いてきた道の上に立っています。その先は見えずとも、無限の可能性に満ちた世界が広がっています。会員一人一人が灯りとなって、まだ見ぬ大海の航路を描いていきましょう。

基本方針

・既成概念にとらわれない活動
・現状把握と迅速な行動
・ふるさとの活性に繋がる事業
・次世代を見据えた組織づくりと意識改革

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